歯科用CAD/CAMの研修へ

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こんにちは。中区紙屋町にあるセンターはる歯科 歯科医師地守です。

私がブログに登場するのは初めてですね。

これからはたまに顔を出す予定です!


先日、休診日に株式会社ヨシダへ行ってきました。

現在自動車産業をはじめ、一般産業界ではコンピュータを活用した設計と製作システム(CAD/CAM)が導入されています。


当院の日常の診療現場では、毎日のように患者さんの口の中で歯型をとり、金属の冠やブリッジ、セラミックの冠、義歯などの

修復物を製作しています。

部分的には技工所に外注もしますが、基本的には当院に在籍する歯科技工士が製作の大半を担っています。


今回は歯科用のCAD/CAMの器材について研修しました。

今後の働き方にも大きく影響を及ぼすであろう器材の数々に驚かされるとともに

充実した学びの一日となりました。





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型どり(印象)に代わって口腔内カメラによるスキャン
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モニターにスキャンした画像が映し出され、もはや型取りがいりません
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咬みあわせもスキャンされます

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PC上で冠などの修復物をデザインします
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修復物の材料をセットします
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20分程度で完成です

《 CAD/CAMとは 》

CAD ・・・ (computer aided design) コンピュータによるデジタル設計

CAM ・・・ (computer aided manu facturing) 機械によるCADデータのものを製作・加工


これらにはいくつものメリットがあります。

従来、大半が手作業で製作されていましたが、その工程の一部をコンピュータシステムに置き換えることにより

作業の効率化やこれまでに利用できなかった材料での製作を可能にします。

数少ない熟練した歯科技工士だけが到達してきた「勘所」がPC上で「デザイン」するという視覚化に成功し、

長時間を要していた手作業に代わり頭脳を使い、より患者さん1人1人に最適な修復物にしていく思考作業に

置き換わります。


決して遠い未来の話ではありません。

いくつかの細かな障壁をクリアして出来るだけ早く診療現場に導入していけるよう、

当院では在籍している歯科技工士をはじめ、

診療サイドと技工サイドが一体となって新しい技術の習得に励んでいます。



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