2022.11.01 天候による歯の痛み

こんにちは、中区紙屋町にあるセンターはる歯科 歯科医師の堀です。
みなさんは天気が良くない日に歯が疼いたり、痛みが出たりしたことがありますか?
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今回は天候と歯の痛みについてお話していこうと思います。
天候の変化において、必ず起こることは「気圧の変化」になります。雨の日に頭痛や関節痛がひどくなった経験をされた方は多いと思いますが、実は歯の痛みも例外ではありません。急激な気圧の変化は歯髄腔といわれる歯の神経があるところに大きな刺激を加えることとなります。健全な歯ではこれにより痛みを伴うことはありませんが、むし歯がある歯では痛みを生じることがあります。このようなメカニズムで起こる歯の痛みを「気圧性歯痛」と呼んだりします。

では、虫歯があるとなれない職業があることは知っていますか?
それは飛行機のパイロット宇宙飛行士などがあります。山を登ったり、飛行機に乗ったりしても気圧の変化は起こります。
そういった状況で仕事をすることが多い職業では、健康診断で歯もしっかりチェックされ、むし歯があれば治療の必要があります。
こういった経緯もあり、「気圧性歯痛」は「航空性歯痛」とも呼ばれたりします。
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むし歯があると言われたけど痛みがないからそのままにしている方や定期検診に長い間通っていない方は、いつ、どのような状況で痛みが出るか分かりません。痛みが出た時には、その歯が手遅れの事もありますので、心当たりがある方は、一度検診に行ってみて下さい。
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