2023.02.01 キシリトールの特別な効果

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こんにちは!広島市中区紙屋町にある「センターはる歯科」の歯科衛生士の檜垣です。

突然ですが、皆さんは「虫歯予防にどんなものがあるか」と、聞かれてどう答えますか?
例えば歯磨き、フッ素入り歯磨き粉、甘くない食べ物...とかいろいろありますよね。
その中でも虫歯予防に特別な効果を持っているのが、キシリトールなんです!

キシリトールとは、白樺や樫の木からとれるキシラン・ヘミセルロースという糖分から作られる砂糖と同じ甘さがある成分です。
チューイングガムやタブレットに入ってるのが一般的ですよね。
皆さんもこのキシリトールが虫歯予防の効果を持っているのはご存知なはず。
そのなかでも今回はキシリトールの特別な効果についてお伝えしていきます。
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<キシリトールの効果>
 まずキシリトールの効果を上げていきます! キシリトールには、
①虫歯菌が酸を作らなくなる
②プラークの改良
③虫歯菌のコントロールの3つの効果があります。
この中でキシリトールにしかない特別な効果というのが、この③の虫歯菌のコントロールです。


<虫歯菌のコントロールとは?>
まず虫歯になる過程を簡単に言いますと、お口の中にいる虫歯菌がご飯やお菓子などの糖を食べて酸やプラーク(歯ブラシで落ちる汚れ)を出し、歯を溶かして虫歯にしていきます。

では、その糖を食べて酸を出す性質を利用して、虫歯菌がキシリトールを食べ続けるとどうなるでしょうか?
気づいた方もいらっしゃるかもしれません。なんとキシリトールを食べ続けると...虫歯菌が弱くなっていくんです!
弱くなるという事は、酸を出さないだけでなく、虫歯の原因になるプラークが弱く作られる...つまり、ベタついていない落ちやすいプラークになるんです!

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<その効果をだすためには?>
ただ、この弱い虫歯菌にするためには市販のキシリトールガムを1日3~5回5分くらい噛むのを3カ月続けないと効果が現れないんです。 人間誰しも新しい環境に慣れるのに時間がかかりますよね。虫歯菌の環境も一緒で、継続的にキシリトールを摂取しないと弱い虫歯菌にならないんです...。

<キシリトールを取るうえで>
キシリトールガムを1日3~5回、5分噛むのを3カ月は続けるといい、と言いましたが、人によっては体質でキシリトールを取り過ぎるとお腹がゆるくなることがあります。
また、咬む力が強い人、歯が歯周病で弱っている人は、ガムを食べると顎や歯が痛くなることもあります。
顎や歯が痛くなる人は、キシリトール入りの飴やタブレットを舐めることで負担を減らすことができますが、お腹が緩くなる人は体質に合わせてキシリトールを取っていきましょう!
大事なのは継続的にキシリトールを摂取することです。
お口の環境や、体質に合わせてゆっくりでもいいので続けていきましょう!

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