2つ目はこちらの画像になります。
これは各年代の男女別ごとの、過去1年間に歯科検診を受けた人の割合を表したグラフです。
全体をみると約6割の人が検診を受けていますが、20~49歳の方(特に男性)が低い値になっています。
お仕事や家事・子育てでなかなか歯科検診へ行けない年代ではないかと推測されます。
2つの情報から、国民全体がお口の健康に気を遣いはじめていることが分かります。
しかし歯科医師として改善したい部分もあります。
それは1つ目のグラフから読み取れる「60代から80代にかけてかなりの人が歯を失っている」ことです。
20~49歳の時に歯科検診へ行けない→むし歯・歯周病が悪化
→60~80歳にかけて歯を失ってしまう
このような解釈も2つのグラフから連想できそうですね。
つまり若い年代の方も、少し時間を作って検診へ行けば、
歯を失うリスクを下げることができる証明にもなります。
最近歯科検診に行っていないなと感じている方は、ぜひ受診してみてくださいね。
参考・引用:https://www.mhlw.go.jp/content/10804000/001112405.pdf
【別添】令和4年歯科疾患実態調査の概要