2023.6.15 お口の乾燥対策

image_6483441

広島市中区紙屋町にあるセンターはる歯科の歯科衛生士 山下です。梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが、いかがお過ごしですか?

加齢や持病、お薬の服用や季節柄などにより分泌が減ってしまう唾液。虫歯や歯周病のリスクがアップしたり、風邪を引きやすくなったりなどの影響もあります。

今日は手軽にできる“4つのうるおいアップ”の方法をお伝えしていきますね♪

①こまめな水分補給

体の水分量が減ると、口腔内も乾燥ぎみになります。たくさん汗をかく夏も、喉の渇きを感じにくくなる冬も「意識的に水分を摂る」ことが大切です。

厚生労働省では「健康のため水を飲もう」推進運動というものがあります。

喉の渇きは脱水が始まっている証拠であり、渇きを感じてから水を飲むのではなく、渇きを感じる前に水分を摂ることが大事です。

水分が不足しやすい就寝の前後、スポーツの前後・途中、入浴の前後、飲酒中あるいはその後などに水分を摂ることが重要とされており、枕元に水分をおいて就寝することも重要です。

水分の摂取量は多くの方では不足気味であり、平均的には、コップの水をあと2杯飲めば、一日に必要な水の量を概ね確保できます。

その際、砂糖や塩分などの濃度が高いと、吸収までの時間が長くなる点に注意が必要です。また、アルコールや多量のカフェインを含む飲料は、尿の量を増やし体内の水分を排泄してしまうので、水分補給としては適していません。

夏は喉の乾燥だけでなく、水分不足による熱中症も起こしやすいのでぜひ参考にしてみてくださいね。


②軽い運動

軽い運動で、唾液の分泌量がアップします。ヨガやストレッチ、ウォーキングなど、毎日5~10分の運動を習慣にするとよいでしょう。


③唾液腺マッサージ

いつでもどこでもできるのが唾液腺マッサージ。唾液はリラックスしているときの方がよく分泌されるので、とくに入浴中がおススメです。




 ④よく噛む
噛む回数や時間を増やすことも、うるおいアップにつながります。噛み応えのある食材を意識的に食べましょう。
毎日どれか一つでも続けて、よく嚙んで食べることを習慣づけてみてはいかがでしょうか?


  1. 一口30回、噛んで食べる 
  2. 右で10回、左で10回、両方で10回、噛んで食べる 
  3. 飲み込もうと思ったら、あと10回噛む 
  4. 食べ物の形がなくなるまで、よく噛む 
  5. 先の食べ物を飲み込んだら、次のものを口に入れる 
  6. 口に食べ物が入っている間は、水分を摂らない 
  7. 一口食べたら、箸を置く 

通勤中や運転中にキシリトールガムを噛んだりするのも効果的です。


唾液は体の健康を保つうえで欠かせないものです。

まずは手軽に始められるものから取り入れてみてくださいね♪



ページトップへ