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2019.1.8 ”金属アレルギー”は身近な存在!?

こんにちは。広島市中区紙屋町にあるセンターはる歯科 歯科医師地守です。

今回は歯科治療にも深く関わる金属アレルギーについてお伝えしようと思います。

歯科治療で型取りを受けたことのある方はご存じだと思いますが、

歯の修復物には多くの金属が使用されています。

歴史的にも歯科治療に金属は欠かせないものとなっています。

丈夫で強度があることに加え、いわゆる”銀歯”が保険適用されていることで

日本人の口腔内に金属による修復物が多くなったと思われます。

現在では、粘膜に接触している歯科用の金属だけでなく、直接皮膚に

接触するピアスなどのアクセサリーや金属を含有している日焼け止めなど

身近なものがアレルギー源となっていることがわかっています。

歯科金属アレルギーは口腔内の金属が原因であるにもかかわらず、その症状は 口腔内にほとんど発生せず、

口腔内から離れた手足などの皮膚に発症することが多いのが特徴です。

<歯科金属アレルギーで引き起こされる疾患・症状>

アトピー性皮膚炎:よくなったり悪くなったりを繰り返す、かゆみを伴う

湿疹掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう):手のひらや足の裏に白い膿をもった水疱が発生する病気

乾癬(かんせん):角化した皮膚に炎症が生じる病気で、かゆみや痛み、ときには発熱を伴う皮疹

にきび(尋常性座瘡):10代から20代にかけて多く発症する病気

口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん):頬粘膜、歯肉、舌に好発する白色の慢性炎症性病変

皆さんの中にも金属アレルギーの可能性がある方もいらっしゃると思います。

口腔内だけでなく、お身体に合ってない金属が接触していることで健康を損なっているかもしれません。

見た目が良く耐久性に優れているだけでなく、生体親和性の高いセラミックの修復物や 保険適用となっている白い詰め物や冠もあります。 当院でもサポートしていきますので、不安のある方は是非ご相談ください。