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スタッフブログ
2020.02.12歯周病と全身疾患の関係性
こんにちは! 中区紙屋町にあるセンターはる歯科 衛生士 村上です。
みなさんギネスブックに登録されている、世界で最も患者数が多い病気をご存じですか?
答えは歯周病です。日本でも成人の8割以上がかかっています。
今回はそんな歯周病についてお話していきます。
歯周病と全身の病気にはとても深い関わりがあり『口の生活習慣病』とも考えられています。病状に悪影響を与えたり、逆に、病気が歯周病を悪化させたりする
ことがわかってきて注目されています!!
<歯周病と全身疾患の関係>
1)糖尿病
歯周病により、ハグキの中で作り出される炎症性物質は、血液を介して血糖をコントロールするホルモンであるインスリンの働きを妨げ、糖尿病を発症・進行させる
可能性があります。 そして最近の研究では、歯周病の治療をきちんと行うと血糖値が改善するということもわかっています。
2)動脈硬化
歯などの周辺には血管があり、その血管を通って歯周病菌が全身にいきます。
その歯周病菌が血管内壁にこびりつき、血栓となってしまうリスクがあるのです。血液の循環が悪化し、動脈硬化
などが進んでしまうと、血管が狭くなり心臓病(心内膜炎、狭心症、心筋梗塞)
や脳血管障害(脳梗塞、脳卒中)
の可能性が高く死に至ることもあります。
3)低体重児出産、早産
妊娠中はホルモンのバランスがくずれたり、つわりなどで歯磨きが難しくなり、歯ぐきの炎症が起こりやすく 歯周病になる人が多くなります。さらに妊婦さんが歯周病になると、歯周病の炎症で出てくる生理活性物質(子宮の収縮などに関わる)が胎盤に影響するため、おなかの赤ちゃんが小さく生まれたり、早産となるリスクが高まることが知られています。
4)誤嚥性肺炎
誤嚥により唾液や食べ物などと一緒にお口の中の細菌が肺に入り込み炎症をおこします。 誤嚥性肺炎の原因となる細菌としてその多くは歯周病菌であると言われています。
日本人の死亡原因データでは…
2位心臓病 4位脳血管障害 5位誤嚥性肺炎となりトップ5に3つもの病気が歯周病と関わっています。
他にも歯周病はこんな病気に関わっており…
メタボリックシンドローム、肥満、タバコ病、骨粗しょう症、認知症、パージャー病
などがあげられます。
このようなリスクを下げるためにも歯周病予防が大切になります。
【歯周病予防方法】
・自分に合った正しい歯磨き
・補助用具(フロス・歯間ブラシ)での清掃
・規則正しい生活習慣
・禁煙
・歯科医院での定期健診(歯周ポケット検査・歯石取りなど)
最近、中国から流行しているコロナウイルスやインフルエンザも
こまめに歯磨きをして対策するのが効果的と言われています☆
当院では歯周病検査をして患者さんに合った歯ブラシを選び
正しい磨き方をお伝えし参考にしていただいております。
この機会にセンターはる歯科へ定期健診にお越しください。