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スタッフブログ
2020.04.13 セルフ口腔ケアの大切さ
こんにちは。中区紙屋町にあるセンターはる歯科の歯科医師山北です。
連日の新型コロナウィルスに関するニュースが報道されていて不安に思われている方も多いと思います。
小中学校、高校などの臨時休校も再び決まりましたね。
家に帰ったら、手洗いうがい、咳エチケットを守って少しでも自覚症状があれば人前に出ないことを徹底しましょう。
毎年春になると、どこへ花見に行こうかと考えるのも楽しみなのですが、今年はそうもいかないので、楽しみはコロナの終息後にとっておきます。
今日は、このような時期ならではの口腔ケアの大切さ
を、お伝えしたいと思います。
歯周病とは、歯肉が腫れたり出血したり、歯周ポケットが深くなり、歯を支えている骨が吸収し、最後には歯がぐらぐらになって抜けてしまうという病気です。
上皮は私達の身体の最も外側にあり、細菌やウィルスなどの感染に対する防御の働きがあります。
しかし、歯磨きができてなかったり歯石が付着などして、歯肉が腫れたり、出血するときがあります。
出血するということは、歯肉の上皮が壊れているということです。
そして、歯周病細菌の毒素や他の細菌やウィルス、炎症性サイトカインなどは、毛細血管の中へ侵入します。
歯肉は豊富な毛細血管に裏打ちされているので、血流に乗って身体の中へ入って行ってしまいます。
お口の中が、そういった状態になっている方は、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすい、と言われています。
ですので、歯周病治療をご相談下さい。・免疫力の低下
お口の中が不潔だと、お口の細菌が食道、胃を通って腸内のバランスを乱して免疫力を低下させ、全身疾患の原因になることが分かってきました。・歯周病細菌が出す蛋白分解酵素は、ウィルスが粘膜細胞の中に感染させやすくします。
ACE2受容体というレセプターにくっついて細胞内に侵入します。ACE2受容体は、体内のあらゆる箇所に存在しますが、口腔粘膜にも多く存在します。舌の表面上に多く存在する味蕾細胞(みらいさいぼう)(味を感じる細胞)が新型コロナウィルスの感染によって破壊されて、味覚障害がおきたりします。・誤嚥性肺炎のリスク
誤嚥とは、食べ物を飲み込む時うまく食道の方へ飲み込めず、気管の方へ誤って行ってしまうことです。嚥下機能の低下した方が、口腔ケアをちゃんとしてないと、歯周病細菌が肺へ食べ物と一緒に入ってしまい、肺炎を起こしやすくなります。皆様、セルフ口腔ケアはしっかりとして下さいね!
お口の健康から全身も健康へとつながります。
センターはる歯科では、今のところ通常通りの診療となっています。
今後もし時間変更などありましたら、ホームページ、院内掲示、またご予約いただいている患者様にはお電話にてお伝えします。
自分達で出来る限りの感染予防に努めて、診療しておりますので安心してご来院下さい。
スタッフ一同お待ちしております。