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スタッフブログ
2021.7.1歯科ではこんなに光が使われる!?
こんにちは! 広島市中区紙屋町にあるセンターはる歯科の歯科医師の地守です。
前回のブログでは、歯科で使用するレーザー治療を紹介しました。
当院にある炭酸ガスレーザーは、10600nmの波長の 『光』 の一種です。
自然光である太陽からの光は、毎日地球に降り注いでいますね。
『光』 というと明るく見えるものってイメージありますが、あれは可視光という光の一種でしかありません。
『光』 というのは、電磁波と呼ばれる、空間を伝わっていく 『波』 であり、その波長で種類が決まります。
ヒトの目に見える380~760nmの波長の光を可視光線といいます。
日焼けの原因となる紫外線や暖かさを感じる赤外線、電子レンジで使われるマイクロ波やX線やガンマ線などは目に見えませんが、これらも光の仲間です。
歯科医院で使用される 『光』 にはどんな光があるかご存じですか?
当然ながら検査や治療のために口腔内を見るための照明として光は使用していますが、ここでは歯科医院である当院で実際に使用している 『光』 をご紹介しましょう。
●レントゲン写真(デジタルX線)波長0.01~10㎚のX線と呼ばれる光です。
●CR(コンポジットレジン)虫歯を除去した凹みなどに詰め物をする際に、詰め物の材料を固めて硬化させる際に使う波長450~470㎚の青色の可視光線。
●修復物の接着に使うセメント銀歯やセラミックなど歯のかぶせ物を接着させるセメントを硬化させる(光硬化型)ために使用する光照射器による波長450~470㎚の青色の可視光線。
●レーザー10600㎚の波長で、口内炎治療や外科処置での止血・殺菌等に使用。
●スキャン(光学印象)従来の型取りに代わり、口の中でスキャナーによるデータを取得するために波長450~470㎚の可視光線や波長が385~415㎚のLEDライトを使用。
●ホワイトニング歯の漂白剤に反応させるために光照射器による波長450~470㎚のLEDライトを使用
このように歯科医院では様々な 『光』 が応用され使われています。 皆様も来院の際には、通常の検査や治療等に使用されている器材にも是非注目してみて下さい!