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「定期検診は予防の貯金!3〜4ヶ月ごとで一生使える歯に」

こんにちは!広島市中区紙屋町にあるセンターはる歯科 歯科衛生士の山下です。

今回は定期検診の間隔についてお話ししていきます。

🦷 定期検診の間隔ってどれくらいがいいの?

「歯の定期検診って、どのくらいの間隔で行けばいいんですか?」

これは多くの患者さんからいただくご質問です。

ただし、これはすべての方に当てはまるわけではありません。

虫歯や歯周病のリスク、毎日の歯みがきの丁寧さ、生活習慣などによって、

“ちょうどいい間隔”は人それぞれ異なります。

🔬 なぜ「3ヶ月」が推奨されることが多いの?

その理由は、お口の中の細菌サイクルにあります。

歯の表面に付着する「バイオフィルム(細菌の膜)」は、

歯科医院でプロのクリーニングを受けた後でも、

およそ3ヶ月ほどで再び増殖してしまうといわれています。

このバイオフィルムの中には、

虫歯菌や歯周病菌など、さまざまな細菌が混在しています。

虫歯菌は食べカスの糖分をエサに酸を作り、

歯の表面のエナメル質を少しずつ溶かしていきます。

いったん小さな虫歯ができると、進行は意外と早く、

痛みを感じたときにはすでに神経近くまで達していることも。

一方、歯周病菌は静かに歯肉の中で炎症を起こし、

歯を支える骨をじわじわと溶かしていきます。

どちらも痛みが出にくく、気づきにくいのが特徴です。

だからこそ、3〜4ヶ月ごとの定期検診で

お口の状態を“リセット”し、虫歯も歯周病も早期発見・早期対応することが大切なのです。

💰 定期検診は「予防の貯金」

「忙しいし、痛みもないからまだいいか…」と思っていると、

次に来院したときには虫歯や歯周病が進行してしまい、

結果的に治療費や通院回数が増えてしまうことがあります。

一方で、定期的にチェックとクリーニングを受けている方は、

治療が必要になることが少なく、長い目で見て時間もお金も節約できる傾向があります。

つまり、定期検診は「予防の貯金」。

通えば通うほど、将来の自分が得をするのです。

🪥 まとめ

定期検診の理想的な間隔は人それぞれですが、

お口の健康をしっかり守るためには、3〜4ヶ月ごとの受診がおすすめです。

当院では、検査結果やお口の状態に合わせて、

それぞれの方に合ったメインテナンス間隔をご提案しています。

虫歯も歯周病も「ならないように」「進ませないように」

一緒に健康なお口を守っていきましょう!