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2022.5.25乳歯から永久歯への生え変わりの時期
乳歯がいつまでも残っている場合は注意が必要です。
永久歯の足りない子が増えているからです。
こんにちは!広島市中区紙屋町にあるセンターはる歯科の歯科医師 山北です。今回は、乳歯から永久歯の生え変わりの時期のお話です。
皆さんぜひ、ふだんからお子さんのお口の中をチェックして下さい。
そして、もしわからなかったら、いつでもこちらを受診されて歯科医師やスタッフにきいて下さいね。
乳歯の生える時期
乳歯の歯並びは3歳位で完成し、口の中に20本です。6歳から12歳くらいで永久歯へと生えかわり、親知らずを除くと28本の歯並びです。永久歯に生えかわるスピードは個人差があるため、1~2年早くても遅くてもあまり心配はいりません。
永久歯の生える時期
ヨーロッパ矯正歯科学会の2006年調査によると、先天性欠如は近年増加傾向にあるという結果が出ています。
日本小児歯科学会の2008年調査によると、乳歯の先天性欠如は0.5%、永久歯の先天性欠如は10.1%となっています。
先天性欠如は、前から2番目と5番目の歯に多いです。
永久歯が生まれつき足りないとどうなるの?
大人になっても永久歯が生えるべき場所に乳歯が残ったままになります。
乳歯があるうちは、咬み合わせには問題ありませんが、乳歯は永久歯よりエナメル質や象牙質が薄くもろく、根も短いため、残念ながらあまり長持ちはせず、20~30歳前後で抜けてしまうことも少なくありません。
抜けたままそのままにしていると問題が。
抜けた後そのままにしていると、隣の歯が傾き、反対の歯が伸びてきて、咬み合わせを崩す要因となってしまうのです。それだけでなく、あごの成長に悪影響を与えたり、顎関節症などにつながったりする可能性もあります。
生えかわる時期を過ぎても乳歯が残ったままだと分かったら、出来るだけ長持ちさせる為にご自身でのセルフケアと歯科医院での定期検診を受診しましょう。
また、将来的に抜けてしまった時の治療法は、矯正歯科治療で永久歯のない部分のスペースを閉じたり、ブリッジやインプラントで永久歯のない部分を補うなどがあります。