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2023.7.1.服用中のお薬について

こんにちは

広島市中区紙屋町にあるセンターはる歯科の番本です。

歯医者で服用中のお薬はありませんかと

お薬手帳の提示を求められることはありませんか?

これは、お薬の種類によって歯の治療に影響を与えるため、把握しておく必要があるからです。

今回は歯の治療に影響のあるお薬についてお話します。血液をサラサラにするお薬(抗凝固薬、抗血小板薬)

この薬は血が止まりにくい状態になってしまうため、抜歯や外科的な治療はかかりつけ医の指示を仰ぐ場合

もあります。高血圧の治療(カルシウム拮抗薬)と抗てんかん薬

カルシウム拮抗薬は血管の収縮を抑えて血管を広げ血圧を下げる薬、

抗てんかん薬は脳の興奮を抑えて発作を抑える薬です。

副作用として歯肉の腫脹や増殖(薬物性歯肉増殖症)という症状がお口に現れる可能性があります定期的なメンテナンスが大切です

骨粗鬆症で服用する薬(ビスフォスフォネート製剤)

骨を増やして骨折予防を防ぐためのお薬。

お薬を一定期間以上服用中に抜歯やインプラントなどの外科処置を行なった場合、顎骨壊死や炎症がひどくなるといった副作用が報告されています。

すでに服用されている方はかかりつけ医に相談していただく事があります。
抗がん剤治療、放射線治療をうけている抗がん剤や放射線治療はからだの免疫機能を強力に抑え込む治療です。

そのため細菌感染しやすいので、抗がん剤治療や放射線治療に入る前に、歯科医院で治療を受けてから開始すること推奨されています。

その他、痛め止めや抗生物質の処方を既にされている場合も申告をお願いしています。

毎日飲んでいる薬の副作用やかかっている病気によって

患者さんに不利益が及ばないように最大限配慮した治療を行っています。

そのために、皆さんの協力が不可欠です。

小さなことでも何かありましたら、その都度教えてください。