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2023.7.17. 妊婦さんに良い食べ物って!?
こんにちは!広島市中区紙屋町にあるセンターはる歯科の歯科衛生士の檜垣です。
皆さんは妊娠さんに良い食べ物をご存知ですか?
お腹の赤ちゃんの為に気を付けることがたくさんありますが、最も大事なのは食事ではないでしょうか。
・妊婦さんに良い栄養素
おおまかに9種類ほどあります。
*タンパク質
胎児の体を作る栄養素です。妊娠するとより多く必要になります。
★肉類や魚、卵、大豆に含まれます。植物性タンパク質、動物性たんぱく質どちらもバランス良くとると◎
*カルシウム
胎児の骨や歯を作る栄養素です。
昔はお母さんの歯のカルシウムが赤ちゃんに取られてボロボロになる、という話がありましたがそれは嘘です。
しかし、赤ちゃんに不足したカルシウムはお母さんの骨から血液を介して胎児に届けられるので、カルシウムはしっかりとりましょう。
★牛乳、ヨーグルト、ちりめんじゃこ、小松菜など。ビタミンDと一緒にとると効果的。
*鉄
胎児の血液を作ったり、へその緒や胎盤、血液量の増加に伴い妊娠前よりも鉄が必要になります。
不足すると出産後に出血が多くなったり、産後の回復が遅れます。
★牛赤身肉、カツオ、イワシ、あさり、小松菜、ほうれん草など。ビタミンCを含む食材と一緒にとると◎
*葉酸
胎児の体や器官、神経を作る栄養素です。妊娠前、妊娠初期から十分にとることによって神経管閉鎖障害のリスクを減らせます。
★青菜類、ブロッコリー、アスパラ、キャベツ、オレンジ、いちごなど。葉酸は水や熱に弱いのでさっと料理することがコツです。
*食物繊維
便秘などを予防、改善してくれる栄養素です。妊娠するとホルモンのバランスで腸の動きが抑えられます。特に妊娠中期は便秘になりやすいので、食物繊維もしっかりとっていきましょう。
★玄米、大豆、ごぼう、キノコ類、海藻類など。野菜は火を通すとより多く食べれますよ!
*ビタミンB群
ビタミンB群は種類によって効果が違います。
ビタミンB1・・・疲労回復。小麦などの穀物類や、豆類、卵などに含まれます。ニラ、玉ねぎなどと一緒にとると◎
ビタミンB2・・・成長促進。直接日光に当たると壊れやすいので注意。穀物類、マッシュルームなどに含まれます。
ビタミンB12・・・貧血予防。肉類、卵、乳製品などに含まれます。
ビタミンB6・・・つわり軽減。豚肉、ブロッコリーなどに多く含まれます。
*ビタミンC
疲れやストレスを軽減します。体に残らないのでこまめにとるのがオススメです。
★ピーマン、レモン、グレープフルーツ、モロヘイヤなど。ビタミンCは水で流れやすいため、なるべく生でとってください。
*ビタミンD
カルシウムの吸収を助ける栄養素です。取り過ぎると高カルシウム血症、腎障害が起きるので注意。
★きくらげ、干し椎茸、しらす干しなど。
*ビタミンA
免疫機能を維持してくれる栄養素です。ただし妊娠初期に取り過ぎると赤ちゃんの形態異常(奇形)が起こることがあります。ビタミンAが多く含まれるレバーやウナギは週に1回にしましょう。
★緑黄色野菜、レバー、卵黄、ウナギなど。油に溶けるので油で調理すると◎
・歯科目線からの妊婦さんに良い食べ物妊娠中は、歯ブラシを入れるだけでつわりの時期をはじめ、吐き気がしたり、十分に歯磨きができません。当然口腔内の状態が悪くなりやすいので、少しでもお口の状態が良くなるような食べ物を紹介しますね。
*オレンジなどの柑橘類ビタミンCが歯茎の活性化を助けてくれます。ビタミンCが少なくなると出血がしやすくなります。*チェリーフッ素を多く含む果物です。*繊維瀬のものサラダやセロリなどの繊維性のものを食べることによって、噛む回数が増え、
唾液が出やすくなります。唾液が出ると自浄作用が働き、口腔内の汚れが取れやすくなります。
*キシリトールが含まれるものキシリトールを妊娠前から取り続けることによって、妊婦さんの虫歯菌を弱い虫歯菌にできます。また、唾液の質も良い物にできます。食べづわりの方にはキシリトールタブレットがオススメです。
*ビタミンAエナメル質を強くしてくれます。虫歯が気になる方にオススメです。・まとめ
妊婦さんはホルモンバランスで唾液が少なくなったり、歯茎が腫れやすかったりと、虫歯や歯周病になりやすい口腔内となっています。
歯ブラシも大切ですが、食べるものが良いとより口腔内が良くなります。
知識があるだけでも生活の質が変わると思います。ぜひ妊娠さんはもちろんですが、周りに妊婦さんがいたらお腹の赤ちゃんに良い食べ物を意識してみてください!