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2024.7.20. 高齢になると歯周病が進行しやすいのは何故かご存知ですか?
皆さんこんにちは!広島市中区紙屋町にあるセンターはる歯科の歯科衛生士の檜垣です。
皆さんは高齢になると何故歯周病が進行しやすいかご存知ですか?
歯周病が進行するには様々なリスク因子が関係しています。
老化細
<歯周病のリスク因子>
歯周病には3つの因子があります。
①生体因子
②細菌因子
③環境因子
図にある通り、それぞれの因子が大きいと歯周病が悪化する危険性が増し、重度歯周病になりやすく、最終的に歯が抜けます。
<高齢者と歯周病の関係>
高齢者は上記のリスクに加え、進行しやすい理由が主に2つあります。
1つ目は、年齢を重ねることで若い時よりも免疫力が下がり、相対的に歯周病菌の病原性が高まることです。
つまり、歯周病菌が繁殖しやすくなり、歯周病が進行しやすくなります。
2つ目は細胞の老化により歯周組織の再生機能が低下することです。
年齢を重ねると細胞が老化していきます。この細胞は細胞分裂が停止した細胞で、炎症性サイトカインという炎症を誘発する物質を出します。この細胞は加齢とともに歯周組織に蓄積し、歯周病を進行させたり、歯周組織の再生機能を低下させます。
この2つのことから高齢者は歯周病が進行しやすく、治りにくい傾向があります。
<定期的な歯科検診を!>
歯周病の様々なリスクファクターを改善するためには定期的な歯周継続治療(定期検診)で歯周病菌の活性化を抑えていくことに加え毎日の適切な歯ブラシがが大切です。
当院では歯科衛生士がお口の中の菌の足場である汚れを除去し、上手な歯ブラシの仕方をお話することで、少しでも健康なお口に近づけるお手伝いをしています。皆さんも年齢が重ねていっても健康なお口を維持できるように、定期的に歯科医院で手入れをしにいらしてみてはいかがでしょうか。